【 新型コロナウイルスの真実 】(岩田健太郎)の書評

新型コロナウイルスの真実自己啓発

新型コロナウイルスの真実」(岩田健太郎)を読みました。


ニュースで見たことある!

岩田健太郎さんはダイヤモンド・プリンセスに乗船し、その様子をツイッターに投稿してニュースになっていました。
その岩田さんが新型コロナウイルスに関する最新(発行2020年4月)のことを、本で語っていました。

新型コロナウイルスの終息は現時点ではまだ見えていません。
岩田さんは正しい知識をつけて、自分の頭で考えて判断する必要性を語っています。

自分の頭で考えるはこのブログで扱ったことだね。
岩田さんはなんて言っているのかな。

【新型コロナウイルスの真実】で語られていること

新型コロナウイルスの真実」で語られていることを紹介します。
本はこの5章で区切られています。

①「コロナウイルス」って何ですか?

②あなたができる感染症対策のイロハ

③ダイヤモンド・プリンセスで起こっていたこと

④新型コロナウイルスで日本社会は変わるか

⑤どんな感染症にも向き合える心構えとは

特にダイヤモンド・プリンセスで起こったことって気になる!

それは本で読んでもらうとして、このブログは特に哲学について取り扱っていきます。
岩田さんの伝えたいことを哲学の観点から取り扱います。

【新型コロナウイルスの真実】で伝えたいこと

新型コロナウイルスの真実」で岩田健太郎さんが伝えたいことを二つ取り上げます。

①新型コロナウイルスの知識を身に付ける

②新型コロナウイルスについて「正しく判断」できるようになる

著書では主にこの2つを主張していました。
一つずつみていきます。

新型コロナウイルスの知識を身に付ける

マスクがどうとか、アルコール消毒液がどうとか、個別の問題を扱うよりも、まずは情報を集めること、知識を身に付けること。事実と向き合うことが何よりも大切です

と、本では書かれています。

例を挙げていきます。

高校生

私はマスクしてる!

どうしてマスクをしているの?

高校生

感染予防だよ。

新型コロナは、そのマスクの隙間をすり抜けちゃうよ。

高校生

マスクしてればいいと思ってた。
じゃあ、なんでみんなマスクしているの?

自分でくしゃみをしたり、話したりしたときの唾を飛ばさないため。だから、本人がコロナにかかってる場合には他の人にうつさないよ。
逆に言えば、コロナに感染していない人はマスクの効果は薄いんだって。

高校生

みんな、誰がコロナに感染してるかわからないから、マスクをしてれば安心ってことだね。

そうそう、本ではその安心を批判しているよ。
岩田さんはマスクしてないんだけど、批判が大きくなってきたらしようかなって書いてたよ。

高校生

そっか、マスクをしなくてはいけないって新しいマナーが出来つつあるもんね。
私のバイト先ではマスクつけなきゃだめって言われてる。

ただマスクをつけるだけでみんなに安心を届けるなら、つけようって思うけど、マスクは手に入りづらくなっているよね。

高校生

バイト先でマスクを売ったんだけど、価格が10倍になってた!

400円で40枚くらいあったのに、今では4枚しか入ってない。

使い捨てマスクをつけることが家計にも負担になりそうだね。

このように、明確にマスクをする知識はないけれど、社会マナーとしてマスクを身に付けるようになっています。

ただマスクをすればいいという情報だけに従った場合、マスクのことだけに頭を悩まされるかもしれません。
元から自分の飛沫を飛ばさないためと知っておけば、国で配る布マスクでも十分な気がします。
ただ、見た目の問題は残るかもしれませんが。

マスクに対しての例を述べてきました。

新型コロナウイルスがどのような性質をもっているかを知っておけば、自分なりの対策ができます
新型コロナの検査に対する知識も本ではかかれていました。

新型コロナウイルスの情報を集めて、その知識をつける。
知識をつけて次に必要なのが自分で「正しく判断」することです。

新型コロナウイルスについて「正しく判断」できるようになる

新型コロナウイルスについて「正しく判断」するとは、日々変化する状況の中でも根拠のない恐怖、根拠のない安心に惑わされないことです。

先ほどと同じく、会話形式で例を見ていきます。

高校生

熱が少しある。体もだるい。食べても味覚がない。
でも、検査では大丈夫だったから買い物に行こうかな。

ちょっと待って!

検査で陰性がでても、4割はまだわからないんだって。

高校生

もしかして、検査がでたからって安心できないの?

検査だけでは安心できないよ。基準に従うだけでもダメ。
初め、厚労省は武漢への渡航歴がないと新型コロナって認めなかったんだって。

高校生

そっか、厚労省の文書に従うだけだと、私がコロナを広げる元になってしまうかもしれない。

検査が受けられない場合もあるから、自分で判断できるようにならなきゃいけないね。

ここでは、根拠のない安心を例にあげました。
病気への知識を知ることは、感染予防になります。

ただ、知識の集め方も重要になってきます。
ダイヤモンド・プリンセスで問題になったのは、船での対応は感染の専門家ではなく、精神科の専門家が主になっていたそうです。
感染が専門の岩田さんも精神科の専門家に交じって乗船しました。

専門が各々わかれているのに、専門家というだけで権威を持ってしまい、対応を間違えてしまったということです。

次に、その誤解が起きやすい反知性主義を見ていきます。

【新型コロナウイルスの真実】と反知性主義

新型コロナウイルスの真実」と反知性主義はどのような関係にあるのかを見ていきます。

反知性主義とは

反知性主義とはどのようなものか見ていきます。

反知性主義はこのようなイメージで見ていただくとわかりやすくなります。

アメリカの民主主義を根底から支える思想です。
(哲学用語事典 小川仁志)

「新型コロナウイルスの真実」にもどります。
本で岩田さんは、反知性主義の悪い点をあげています。

専門家の持っている本当に大事なものは知識そのものなのに、専門知に対する軽蔑があるから、専門家は単に利用する道具にすぎないと思われてしまっています。

この知性に対する軽視を、反知性主義として岩田さんは見ていました。

これにより、ジャンルの違う専門家や上の人が言ったことを正しいと思い込んでしまい、自分で正しく判断できなくなってしまいます。

知的権威を毛嫌いしてしまい、自分で情報に当たりません。
ただ言われたことと違うことをしている人を批判してしまうということです。
簡単に言えば、好きか嫌いかで判断してしまいます。
自分が知識で判断しているのか、好き嫌いで判断しているのかを知っておくのは、ただしい判断をする手助けになります

くり返しになりますが、新型コロナウイルスに対して、自分で情報を集めることで知識をつけて、自分で正しく判断していこうということです

【新型コロナウイルスの真実】まとめ

新型コロナウイルスの真実」は岩田健太郎さんの著書です。
2020年4月に刊行され、専門家の知識として詳細が書かれています。

この本では、

①新型コロナウイルスの知識を身に付ける

②新型コロナウイルスについて「正しく判断」できるようになる

ことを主張しています。

反知性主義を批判しています。

反知性主義の負の面に取り込まれないために、知識をつけて柔軟に対応していく必要性を説いています。

この本を読んで、新型コロナウイルスの知識を得られたよ!

新型コロナウイルスの真実 (ベスト新書) [ 岩田健太郎 ]

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