哲学用語を知るメリットとはー哲学をわかりやすく

哲学用語を知るメリット哲学

哲学用語を知るメリット

「世界は私の表象である」

先天的(ア・プリオリ)な真理ということが…

待って待って!もうわからない。

ショーペンハウアー哲学の結論にある、「表象」という言葉。
さらには、ところどころに出てくる「ア・プリオリ」とか、「悟性」と言った哲学用語が、哲学をわかりにくいものにしています。
このような哲学用語を知ることで、哲学がわかるようになるというメリットがあります

難しそうなのに、覚えるだけでいいの?

そのことが実感として持てるようになる心理実験を紹介します。
「かえるの合唱」
「ハッピーバースデー」
「きらきら星」
など、みんなが知っている曲の手拍子をして下さい。


さて、横で聞いている友人が、手拍子の曲を当てられる確率はどのくらいでしょうか。

いくよー!タンタン タン タンタン♪

かえるの合唱!

きらきら星でした!

わからなかった!

「この実験を最初に行ったスタンフォード大学の研究では、被験者は、聞き手が簡単に当ててくれるものと考えー曲の正答率は50%という予測だった。しかし実際にやってみると、正答率はわずか2.5%」

「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代」著アダム・グラント参照


本の中で筆者は自分のアイデアを伝えることがむずかしい最大の理由がここにあると話しています。
自分の考えを提示するときに、曲が鳴っているのは自分の頭のなかだけです。

この実験は、みんなに馴染みの深い曲、を前提として取り扱っています。
もし、自分の好きな曲でみんなに馴染みのない曲を問題に出したとすれば、正答率はさらに下がると予測できます。
相手が答えに馴染みが深いから、答えが理解できます。

実験の曲と哲学用語を同じものとして考えて、哲学用語に馴染みがないのにそれを理解していこうとすることは難しくなります。


さらに、哲学用語を知るメリットを解説します。

「哲学は 物事を根本原理から統一的に把握・理解しようとする学問」と定義づけられています。
言葉を知ることによって、それについて考えることができるようになります。

何かを理解したいときに、それに名前がついていると、そのものに触れやすくなります。
そして、物事の根本原理を理解しようとするので、自分の見方や考えが広まります。

そっか、何か名前がついていると、そのことについて考えているって意識できるね。

哲学用語を難しいイメージから変えるには

私は以前の記事で、哲学が難しい理由を書きました。

・哲学の体系はその人に特有のもので、一般的ではない。
・哲学用語も一般的に広く出回っていないので、その言葉を使いこなして体感的に理解するのが難しい

記事はこちら

>>哲学を面白く子どもに教えるためには


これらの事実を先ほどの実験に当てはめます。
哲学はある個人の頭の中で、体系が出来上がります。
何時間も、もしくは何年もかけて、自分の中の体系を作っていきます。


頭の中にある「かえるの合唱」を繰り返し、繰り返し歌うようなものです。
すると、その体系は自分に刻みついています。
そうすることで、その体系をはじめて聞く人にとってはどのくらい説明が必要なのかを、少なく見積もってしまいます。

さっきの手拍子、簡単だと思ったのに。

わからなかった!

哲学用語も同じく、ある哲学の体系から出てきた言葉なので、馴染みにくくなります。

普段、表象とか悟性だとか、普段は意識したことないよ。


みんなに馴染みのない曲を問題 にしても、正答率はさらに下がります。
でも、曲好きな人に問題を出したとしたら?

高校生
高校生

私は音楽好き!
手拍子がしっかりしていたら、なんだって答えられるかも!

普段、慣れ親しんでいる人にとっては、簡単に思えて、答えたいものになります。


ある体系を何度も伝えて、相手に馴染みの深いものにする。
心理学用語でいう「単純接触効果」を続けていけば、自分にも、それを伝える人にも難しいものではなくなっていきます。

一般に、ある考え方に10~20回くり返し触れると、好感度は上昇し続けることがわかっている」と本で述べられていました。

哲学用語を理解していく方法


先ほどの実験を例にとっていけば、哲学用語を理解していくことで哲学がわかるようになります。

哲学用語をたくさん知っていて、答えたい!って思うからだね。

間違えたら悔しいから、また覚えようって気にもなるよ。

本に慣れ親しんだり、哲学を会話で話したりしていくうちに、理解が深まっていきます。

複雑なアイデアの場合、10回~20回以上の接触が役に立つ。
ほかの考えととり混ぜながら短くサッと相手に触れさせることで、相手の好奇心を引き付けるようにすると、効果はさらに高まる

また少し時間を置くとさらによく、アイデアを相手の頭に染み込ませる。

と、本では述べられていました。


自分が哲学を理解したいと思ったら、ほかの考えととり混ぜながら用語を覚えて、自分の頭に哲学を染み込ませていけばいいことになります。
哲学用語は本に触れなければ、知ることがない用語がたくさんでてきます。
なので、このブログではその用語にも触れていきます。

私は哲学者の哲学を理解できなくって落ち込んでいたけど、それは私に馴染みがなくて、用語も知らなかったからなんだね。

たくさん扱っていけば、わかるようになるかも!

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